人間の命は有限であり、死を避けることはできない。しかし、病気、障害に対して医療行為を行なうことで生活の質の向上や、寿命の延長が期待できる。 　

　医療は科学であり、病状の把握ができれば、ある程度、治療方針が決まってくる。ただし、医療行為には絶えず不確実性がついて回り、常にリスクベネフィットバランスを考える必要がある。個々人の病状、思想、社会・経済的状況によっても適切な治療行為は異なってくる。 　

　適切な医療行為の選択には十分な検討が要求され、患者に十分な情報提供を行なう必要がある。

このような考えに基づき、

1. 時代に対応した十分な知識・技術の獲得
2. 治療の主役は患者であるという信念
3. よりよい生は個々により違うことの認識

以上のことを、肝に銘じ診療にあたっている。